神話探訪 日向の国高千穂から奈良橿原へ

壮大なドラマで彩る【 記・紀 】神話の世界 その足跡を訪ねる

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

その6、 ニニギノミコトの結婚と三皇子の誕生

( 野間半島ドライブコース ) 笠狭に落ち着かれたニニギノミコトの様子を【古事記】から拾ってみよう。 『 ある時、海浜を歩かれて、一人の乙女に逢った。ニニギノミコトは「お前は誰の子か?」と仰せられた。 答えて 「私はオオヤマツミノカミの子で名はコ…

その5、 ニニギノミコトの日向巡行

(大隅半島道の駅錦江にしきの里から対岸薩摩半島を望む。遠く開聞岳に沈む夕日) 高千穂の峰に降り立ったニニギノミコトを「古事記」では『 痩せて不毛の国から丘続きに良い国を求めて歩かれ吾田の長屋の笠狭の岬にお着きになった。そしてニニギノミコトは…

神話探訪  日向の国高千穂から奈良橿原へ    《 目  次 》

その1 はじめに その2 天孫降臨 天孫ニニギノミコト 日向の国高千穂に降臨する その3 天の逆鉾 高千穂峰の頂上に立てられている鉾、誰が何のために? その4 霧島神宮 ニニギノミコトを祀る国の重要文化財 その5 ニニギノミコトの日向巡行 その6 ニニギ…

神勅(しんちょく)とは ?

3大神勅とは ニニギノミコトが高天原を出発するに際し、天照大神は孫のニニギノミコトに対し3つの命令を下した。 ニニギノミコトに対し 「天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅」・・葦原の瑞穂の国は、我が子孫が王となるべき地である。行って治めるがよ…

三種の神器の歴史

「 草薙剣(くさなぎのつるぎ) 」 スサノウノミコトが高天原を追放になって、出雲の国の簸(ひ)の川上におくだになり、八岐の大蛇(やまたのおろち)を退治した時にその尻尾から出て来た剣である。 その剣をスサノウノミコトは高天原に戻り、天照大神に献…

 天の沼矛とは

日本の国土が出来る以前の話(神話)である。 伊邪那岐命(イザナギノミコト)・ 伊邪那美命(イザナミノミコト)の二柱の神は、高天原の神々から 「 この漂える国を修め理り(つくり)固め成せ 」 とのお言葉があり、天の沼矛(あめのぬほこ)を賜ってこれ…

その3、 天の逆鉾  高千穂峰の頂上に立てられている鉾 誰が何のために?

( 高千穂の峰、頂上に、天の逆鉾が見える。 ) ( 高千穂峰頂上の天の逆鉾 ) ( 高千穂河原ビジターセンターに展示されている天の逆鉾のレプリカ ) この逆鉾を誰がいつ頃建てたのかはさだかでない。 ” イザナギノミコト・イザナミノミコトが日本の国土を作…

ニニギノミコトの降臨に際し随伴した神々

ニニギノミコトに随行した神々 〇 天児屋命(アメノコヤノミコト) ・ ・ ・ 中臣氏の祖先 〇 布刀玉命 (フトダマノミコト) ・ ・ ・ 忌部氏の祖先 〇 天宇受売命(アメノウズメノミコト) ・ ・ 猿女君の祖先 〇 伊斯許理度売命(イシコリドメノミコト) …

その4、霧島神宮 ニニギノミコトを祀る国の重要文化財

( 三の鳥居、奥にうっすらと本殿を拝する ) 朝7時過ぎ、霧島神宮の参道。 風もなくシーンと静まりかえった中、出勤する巫女さんの下駄の音、職員が使う竹ぼうきの音、遠くに聞こえる鶯の声、それ以外の音は何もない。まさに別の世界である。 高天原から葦…